岐阜市（その他）の2階建てを平屋に減築リフォーム。子供が巣立ったあと、老後に住みやすい家に

2階建てを平屋に減築リフォーム。子供が巣立ったあと、老後に住みやすい家に

岐阜市（その他）

Before

After

お客様のご希望
老後に住みやすい家がほしい
平屋に住みたい。
冬に暖かい家に住みたい。
新築かリフォームかどちらがよいか悩んでいる。
それぞれのメリット、デメリットなど相談にのってほしい。

新築とリフォームのメリット、デメリットなどをご相談にお応えさせていただきました。
その上でリフォームをご希望されましたので、一部2階を解体し平屋建てに全面リフォームをしました。
平屋にするだけで耐震性が良くなりますが、更に屋根を軽くし家全体をバランスよく耐震補強しました
具体的には上部構造評点が（1階Ý）0.15→1.23まで上がり耐震性は良くなり、岐阜市の耐震補強補助金も受けています。
また、家全体を断熱補強しZEH基準の外皮性能基準があります。
断熱性能が良いと少しの暖房で家中を暖かくすることができため、リビングは間仕切り壁を少なくし部屋を広くすることができ開放的な空間になっています。加えて、部屋の移動による温度変化が少ないため、冬場のヒートショック予防や行動的にもなります。
断熱補強では、一般社団法人　環境共創イニシアチブの補助金を受けました。

　

解体中　スケルトンリフォーム

スケルトンリフォーム
天井、床、間仕切り壁を解体
プランニングでは、部屋の間取り、使いやすさを第1に、予算との兼ね合いも考えています。具体的には、金額を抑えるため、古い窓がついている箇所の窓枠を利用して、新しい窓を設けるなど、必要以上に壁を解体しないように工夫をしながらプランニングしています。

2階を解体後
シートで養生
屋根は瓦を撤去して、軽い板金仕上げにします。

造作、断熱工事

まずは2階を解体し屋根の設置。雨仕舞をしてから室内工事。室内は下から造ります。
基礎の高さが低いため床下にコンクリートを打設。
左正面はトイレ、浴室だったのですが、水廻りだったことから、柱、土台が腐食していたため、新しく交換。
そして床組の工事中

床断熱工事中
根太組の床は、壁内への気流止めをしっかり行う必要があります。

天井断熱工事中
天井断熱も壁内への気流止めに注意しながら施工を行います。
グラスウールは隙間ができないように慎重に施工をします。

外断熱工事中
土壁を残した断熱工事の場合、外からすっぽり覆う外断熱工事が効果的です。ただし、壁内への冷気の侵入がないよう気流止めなどしっかりとした施工が必要です。

室内造作中
職人さんみんなの気持ちのこもった仕事と協力しあって出来上がっていく姿は、とても美しいと感じています。
現場での職人さん達の雰囲気はとても良いため、建物にも良い氣が注入されているのでは。

before-after

LDK工事前
部屋ごとに区切った間取りです。建物の断熱性が低いので、冬場は各部屋ごとに暖房をする間取りとなっています。

LDK工事後
間仕切り壁を撤去して広く開放的な空間にしました。
建物全体を断熱補強しましたので、開放的な空間でありながら冬場は暖房がよく効いて快適です。

帰宅して玄関から入ってきて廊下からリビングを見ています

キッチンからリビングを見ています

TVの奥の壁に棚板を設置しました。アイアン製の棚板受けカウンターがインテリアとマッチしています。
正面の建具はLIXILのラッシサDパレット
刷毛塗りのムラやエイジング加工で手作り感が楽しめる柔らかな風合いのお部屋に

少し背の高いキッチンカウンターはキッチンカウンターがリビングから見えないため、急な来客にも安心です。インテリアが好きなお客様のご要望でニッチとカウンター上部をモザイクタイルで仕上げました。インテリアに合ってとてもGOOD。

廊下工事前
廊下の上部に垂れ壁があり、部屋と廊下が建具で間仕切られていることで、廊下が暗くて狭く感じます

廊下工事後
この廊下の突き当り右は玄関ですが、玄関、廊下、LDKと間仕切る建具は設けず、廊下上部の垂れ壁もないため、開放的な空間になります。
これも家全体を断熱補強したことでできます。

和室はリビングの畳空間として設置
料理後や食事後など横に寝転がってちょっと一休みができます。一休み中、来客があっても玄関の死角になるため安心です。また、洗濯物をたたむのにもとても便利な場所です。
この琉球畳は和紙でできているのでイ草の3倍の耐久性があり傷つきにくく、カビの発生やダニの増殖が抑えられ清潔な畳です。