「駐車スペースを改装し住居スペースにしてほしい」というご要望がありました。
車いすを利用する可能性があるとのことでしたので、1階部分だけで暮らせるよう計画し、玄関や廊下に幅を広く取ることで、どこへでも移動しやすいよう間取りを検討しました。
二世帯住宅はキッチン・お風呂・トイレ・洗面を共同で使うか？お食事は一緒にされるか？扉はどうするか？などでご提案が変わります。可動式の壁を設置し、部屋を広く使ったり、区切ったり出来るようにすることもあります。

「お風呂の窓が木製で冷たい風が入り込んでしまう、プライバシーの面でも心配」というお悩みがありました。
室内空間が狭くならない、薄くても断熱性の高い断熱材と、ペアーガラス窓サッシに変更しました。浴室を家の奥に変更したことで、広い脱衣所とトイレのスペースを設けることができました。
その他にも、浴室や脱衣所に温風暖房の設置、二重窓を設置して部屋の断熱性を上げる、床暖設置して部屋を暖かくする、間取りを変更して家族の集まるリビングを南側にする　など各ご家庭に合わせて、ご提案をさせていただきます。

パン作りが趣味のお客様から「パン作りを楽しみたい」というご要望をいただきました。
キッチンの中央に大きな人造大理石のカウンターなら、家族でぐるりと取り囲んでパン作りや食事を楽しめます。また、パン作りの道具や家族の食器などをたくさん収納できる大容量の食器棚も設置しました。
他にも、お料理が趣味なら、お掃除が大変なレンジフードは自動洗浄付きに。
畑をされているなら、外部に野菜を洗う流しや長靴などを収納する棚の設置。映画鑑賞が趣味なら、防音と大画面にこだわったシアタールームなど、多岐にわたるご提案をさせていただきます。

介護をしやすいトイレにしたいというご相談がありました。トイレの横幅を広げて間口を広げたことで、手洗い器の位置を変更し、トイレの前方にスペースを作ることが出来ました。車いすでのアプローチや、介助も楽に行えます。
家の間口は広くスロープを付ける、ドアを引き戸にして段差をなくすなどの工夫はもちろん、歩行をされる場合は廊下に手すりやフットライトの設置、車椅子の場合は床に傷がつきにくいフローリング材など、介護の状況に合わせてご提案をいたします。

キッチンを使いやすくしたい、足が悪くなった時のことを考えて1階に寝室がほしいというご相談があり、大きな間取りの変更を行いました。キッチンを移動させたことで、ご家族・親戚が集まった時に食事をする和室にも、食事を運びやすくなっています。
1階に寝室を設けるにあたって、耐震補強も万全に。
「まだまだ健康で介護のことは考えていない」という方も、設備機器の交換や家の修繕のこの機会に、老後の不安を解決してはいかがでしょうか？また、家事の負担を軽減できるようなリフォームもご提案いたします。

隣の建物により日陰になっていたというお客様。
気持ちいい風と光が家中に届くよう、大きな吹き抜けを設けました。
冬も寒くならないよう、断熱性と気密性をしっかり確保しているため、1階と2階の温度差は年中2～3度に留まり、過ごしやすくなっています。