まずは、住む地域の地震について考えましょう
建築 2025.02.26
耐震補強をする前に、対策すべき地震のこと考えましょう
例えば
耐震診断をして、評点が0.4だったとします
評点を0.7まで上げるのに必要な耐震改修費が150万円
評点を1.0まで上げるには屋根の葺き替えや基礎の補強が必要なため600万円だった場合
600万円は払えないからと耐震改修をあきらめるのはちょっと早いかもしれません。
住んでいる地域で予想震度が6弱だった場合
耐震改修チャートによると
評点0.4は倒壊
評点0.7は大破で、倒壊を免れて「命は守れる」かもしれないのです。
そのためにも
地震のことを知り、対策すべき震度の大きさを決めることは大切です
日本で起こる地震には大きく分けて2種類あります。
震源が、
南海トラフ巨大地震のようなプレート境界地震と
阪神淡路大震災のような内陸の活断層が原因の直下型地震があります。
海溝型(南海トラフ大地震) | 内陸型(阪神淡路大震災) | |
震源 | プレート境界地震 | 活断層で発生する直下型地震 |
発生周期 | 100年前後 | 数千年~数万年 |
被害予想 | 広範囲で被害が予想 | 限定された地域で甚大な被害が想定 |
発生の可能性 | 30年で70~80% | 30年で0.1~1% |
岐阜県川部の震度 | 南海トラフ 6弱 | 揖斐川武儀川断層帯地震 6強 |
どちらの地震に備えるか?
対策すべき震度の大きさは?
住んでいる地域によってまちまちですので、
中央防災会議のホームページや
各自治体のホームページなどで、
地震の被害想定を確認してみることをおすすめします。
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